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シドニーの暮らし①

さて話が前後してしまいますがここでシドニーのお話を
当時娘はアパートでルームシェアーをしていました、
アパートといっても日本で言う所のマンションですね、
2LDKに台湾人の女の子と暮らしておりました、
この台湾人の子の話はまたの機会にしますが(強烈な子だった)
さてガタイの大きいオーストラリア人向けのアパート
部屋中何処もかしこも広い、キッチンもリビングも個々の部屋も、
バスルームも、無駄な空間ではないかと思うほど広い
日本のように学生1人用の小さなアパートなどありませんから
皆何人かと部屋を分け合って家賃を安く抑えるしかないのです
娘の住んでいたところはシドニーの中心から電車で10分程度の
住宅地でした、すぐ側には大きなスーパーがあって、駅の周りには
いろいろなお店があるけれどそれ以外は閑静な住宅街という立地的には
結構良いところでした、朝目覚めればカラフルな鳥がベランダに来て
ごあいさつ(娘の部屋は13階?だったかな、上のほうだったので)
朝起きてのんびりと家で朝食も良いしたまに外へ出て近所のパン屋へ
そこは外にテーブルと椅子が出ていて買ったパンとコーヒーで
食事も出来ます、今は東京でもこういう形式で食べられる所が増えたけど、
当時は日本ではまだ流行っていなかったと思う、オープンカフェここでは
どこにでもあり道行く人を眺めながらゆたりと過ごす
面倒くさい男共の居ない、気の会った娘と二人のバカンスという
のんびりとした気分が満喫できる瞬間でしたねえ、
そう言えばこの時私は初めてカプチーノというコーヒーを知り
そのおいしさにすっかり大好きに、カプチーノ作り機を
日本に買って帰ろうかと真剣に悩んだぐらい・・・

# by sunjaya | 2005-04-21 16:51

山火事


オーストラリアという所は夏になると山火事が多く
シドニーでもたびたび発生している、
私がいた夏も大きな山火事があった、
シドニータワーから見たらシドニーの郊外のあちらこちらから
煙が立ち昇って空を覆っていた、
夜になるといろんな所で赤く燃えているのが見えた、
周りを火で囲まれたシドニーの町は気温も上昇して
蒸し暑く、空気も煙たい空気が流れ込んで
さながら燻製にされているハムのような気分だった
シドニーの近郊にはコアラの好きなユーカリという木が多く
そのユーカリは油分を多く含んでいるため燃えやすいのだそうだ、
いったん火がつくとその火はなかなか鎮火せず、燃え広がっていく
そのときもかなりの範囲が燃えた、娘の通っていた大学の周りにも
燃え広がって、「学校が燃えたらどうしよう」といいながら
そうなったら休みが伸びると喜んでいたわが娘の期待に反して
学校は無事だった、
そしてこの火事でいつも被害をこうむるのは動作ののろいコアラだった
何頭ものコアラが焼け死んだり、やけどをしたりして保護された、
そして街のあちこちにそのコアラのための募金箱が設けられた、
その募金箱からある男が募金のお金を盗んだのだが
防犯カメラに映ったその顔が大々的に新聞に載り街の至る所にべたべたと
顔写真が貼られて「コアラのお金を盗んだのはこの男です!」
見たいな事を書かれて、たまらなくなった犯人が
名乗り出てお金を返しに来たそうだ、その盗んだ額2千円あまりだった
そうだが2千円ぐらいでそこまでやるかというほどオーストラリアの
人達はこと動物に関しては異常な熱意をみせる。

# by sunjaya | 2005-04-10 21:10

カニ捕りおじさん

ケアンズでの事、この日はケアンズから
ゴールドコーストに行く予定だった
私達はホテルを出発するまでの時間
ケアンズの街中を散策しに出た
ケアンズの海岸は浅瀬のようになっていて
鳥の宝庫だ、いろいろな鳥がたくさん!
ペリカンぐらいしか私にはわからなかったけど
娘とボーっと座ってそんな鳥達を見ていたら
向こうから自転車を押してやってきたおじさん、
なんか私達のほうを見てしきりに気にするふう、
一旦は通り過ぎたのに戻ってきて、何か話しかけてきた
私は英語わからないから「?」
くりぴょんがしかたなしに「なに?」
おじさんなにか、一生懸命言ってる、
くりぴょんが「OK」と言ったらおじさん自転車を
置いてどこかへ、「なに?なに?なんだって」
「ちょっと行って来るから自転車見ててだって」
「ハア???どこへ行ったのだいじょうぶかね」
なにがだいじょうぶなんだか聞いてる方も訳がわからない
とりあえずおじさんの歩いてる方を見ると
おじさん海の方へ行くではないか
なにやら海から引き上げている
「なにしてんだろうね?」「さあ?」
「何か採ってんのかな?」「あっ!なんか袋に入れてるね?なんだ?」
「何だろうね・・・」疑問と不安だらけの母親に答えようがない娘であった、
そんな中おじさんが重そうな袋を持って戻ってきた
私達「何?何なの」と、おじさんすばやく袋を開けて見せてくれた
なんと中には蟹がそれも結構大きそうなのが何匹も、
「あっ!カニだ!すごーい」と騒ぐ私達におじさん、
シッ、シッと内緒だ、内緒だ、と言う素振り
「げっ!採っちゃいけないんじゃないの、もしかして」(¬_¬;)
とんでもないおっさんである、
これ以上かかわらない方がいいかなと思っていると、
おじさん「あんた達は何をしているんだ」「旅行」
「友達か」「え、私のお母さん」「え!お母さんか!本当か?」
思えば10年前は私とくりぴょんどこへ行っても絶対親子だと思われなかったな~、
あ~ァ、あの頃は若かった、
「ねえ、おじさんがうちにお茶飲みに来ないかってお母さんに言ってくれって」
とくりぴょんニヤニヤして言う
「お母さんのこと気に入ってるみたいよ~」
ハア~?である、気に入られてもなー、蟹盗りおじさんはおことわりである
「どうする?」「どうするって言ったって飛行機の時間もあるしね?」
と、おじさんちょっとだからいいじゃないかと誘ってくる
まあこの人そんなに悪い人には見えないし、(カニは黙って採る人だが)
こっちは2人だから平気か・・・
などと能天気に考えおじさんのところにお茶しに行く事に、
おじさんはイギリス人であること、いろいろなところに行ったとか
ここしばらくはケアンズに住んでいること、などなど話した、
もっとも話しているのは娘とおじさんだ、
オーストラリアに来てだいぶこの状態にも慣れたけど
最初は何を言っているのか気になるから一生懸命聞いていたけど
この頃は疲れるのであんた適当にしゃべっときなさい状態で
娘にまかせっきり、娘が適当に通訳してくれていた、
おじさんの家に着くと猫ちゃんがお出迎え
日本でお留守番しているぷーちゃんのことを思い出す、
動物を飼っていると言うだけで飼い主も悪い人には
思えなくなるというのは本当に不思議だけど、
私達の警戒心もここでだいぶ薄れた、
おじさんのうちは適当に広くて1人暮らしなら十分な広さであった
おじさんがマンゴーをごちそうするという
私には座って待っていろと言うのでくりぴょんと座っていたら
くりぴょんにはこっちにきてマンゴーを切れという(笑)
「エー!何で私がこんなとこでマンゴーなんか切らなきゃいけないの?ブツブツ・・・」
マンゴーをくりぴょんにまかせたおじさんは
私の前でいすに座ってニコニコしている
話も出来ないので仕方がないから私もニコニコ・・・まいったね~こりゃァ
じきにマンゴーも切れてマンゴーをつまみながらしばらく話した
日本でマンゴーって高いから食べた事ないけど
オーストラリアのマンゴーは大きくてとてもおいしい
おじさんがこれからどこか行くのか?と聞くので
これからゴールドコーストに行くと言った、おじさんは
あんなとこ面白くないからここにいればいいのになどと言っている、
私達は行ったことないから行きたいんだよー(笑)
このおじさんどうも観光客をつかまえてお友達になると言う趣味らしい
前に友達になった日本人だ、と言う人の写真などをみせてくれた
そこで私達も写真を撮って今度送ってあげると約束して、
おじさんに別れを告げた、なんだかおかしなおじさんにつかまっちゃたけど
とりあえず、こわいおじさんじゃなくて良かった、良かった、
くりぴょんはマンゴーを切らされたけどね、
どうせならカニでもご馳走してくれたらよかったのに、
などと勝手な感想で盛り上がった、
世界に出ると面白い事がいっぱいあるもんだ。
# by sunjaya | 2005-04-09 20:57

ピーターフランクさんに出会った

ピーターフランクさん
ある日シドニーのダーリングハーバーを歩いていた
そこは観光客の多いところ
ハーバーと付いているとおり湾になっていて観光客目当ての
色々なお店が並んでいるところだ
私と娘はどこかでお茶でもしようと店を物色しながら歩いていた
ふと目をやった先に あれ!なんか見たことがある人が
ピーターさんだ!日本のテレビで何度か見たことがある
この人が世界各地で大道芸をやっているのは知っていたが
こんな所で会おうとは!しかも今まさに大道芸を始めようとしている
所であった、娘に「知ってる?数学者の人だよ」「知ってる、知ってる」
とごちゃごちゃ話しているのが聞こえたかピーターさん
いきなり私達のほうへつかつかと歩いてきた、ほよ?
と、娘の手をとり前に引っ張り出した
どうやら一緒に大道芸をやろうと言う事らしい
ピーターさんボールを取り出しくるくる回したり
投げたり娘にもやってみろとジェスチャー
おいおい、それは無理だろう、やっぱり出来ない、
約10分ぐらい、娘はお手伝いをやらされ無事放免、
最後にお客さんから拍手を貰って「あ~恥ずかしかった!」って、
私は自分がカメラをもっていなかったので
せっかくのチャンスを写真に収める事が出来なかったので
とっても残念だなーとしばらく思っていた、
それ以来テレビでピーターさんを見るたびに
思い出す楽しい思い出です。
# by sunjaya | 2005-04-08 20:54

オーストラリア

ここでは今までの思い出みたいな事を書いていきたいと思います、
とはいえ思い出とは関係ないことに脱線しそうだけど、
取りあえずはオーストラリアに行ったときの思い出なんぞ書いてみようかな
あれは10年前娘くりぴょんがオーストラリアのシドニーに
留学していた時の事、オーストラリアは日本と季節がまったく逆
大学は12月から夏休みに入る、
前の年まで12月に日本に帰国していた娘が
その年はオーストラリアで過ごすと言ってきた、
理由は、1年中冬だから・・・
ようはこうだ、12月に帰ると日本は冬だ、
そして学校の始まる前3月にシドニーにもどると
夏の終わりでオーストラリアは秋から冬に向かうところ
これでは1年中自分は冬しかない、
せっかくオーストラリアにいるのだからオージーの夏も
味わってみたいという事、
その気持ちは良くわかる、しかしそれでは私はどうなるの!
私は2年間娘に会えないことになる、そんなのいやだー!と
落ち込んでいたらくり父が行ってきたらの一言
そうとなれば早い物、ピザとチケットの手配も
娘のやっているのをそばで見ていたもんね~
あれはこの時のためだったかとばかり
いつにない積極性を発揮して
誰かの気が変わらないうちに出掛けてしまえばこっちの物
と、機上の人となりシドニー入り
そしてこれが私の始めての海外旅行のはじまり、はじまり~。
# by sunjaya | 2005-04-07 20:33